インターネット広告とは、ウェブサイトやSNSネットワーク、メールや動画の共有サイトなど、様々なインターネット上のメディアを活用して、行われるマーケティング活動である。

一言で纏めると上記の様になるかと思うが、様々な種類の媒体、手法などが存在する為、一言でインターネット広告を説明することは不可能である。その種類にはついては別で記載するとして、このインターネット広告が台頭してきた理由について簡単に触れていきたい。



※電通:日本の広告費調べ参照

インターネット広告は、現在1兆5,094億円(2017年日本の広告費)規模となっており、未だに4年連続2桁成長(前年比115.2%)という目まぐるしい成長を遂げている。なぜ、年々ここまで成長してきたのかという事においては、大きく以下の3つの理由が考えられる。

① 広告効果の可視化

② ユーザーのデバイスシフト

③ アドテクノロジーの急速な発展

各々簡単に説明していこう。

① 広告効果の可視化

インターネット技術が台頭する前は、テレビ・新聞・雑誌・ラジオがマス4媒体と呼ばれ広告出稿の対象メディアの大半を占めていた。そこにインターネット広告が参入してきた形となる。ただ、このインターネット広告が一気にシェアを拡大し始めた最も大きな理由は、他媒体が実現できなかった広告の効果を可視化できる部分にある。例えば、テレビCMでは視聴率による一定のユーザーの計測を元に類推し、どれぐらいのユーザーがそのチャンネルを目にしたかを予測するが、インターネット広告は実際にどれぐらいのユーザーにその広告を表示したかがわかる。更には、その広告を見たユーザーがその後、どういった行動を起こしたのかさえ把握できる。こういった他媒体では確認が難しかった広告効果をインターネット広告では可視化できる。このメリットは非常に広告出稿する側においては大きい。広告を出稿したら、どれぐらいの効果を得られたかを把握できるからだ。これによりどれぐらい費用をかければ、どれぐらいの人に広告を見てもらう事ができ、どれぐらいの売上があがるのか、会員を集めることができるのかといった目標設定が可能となる。

② ユーザーのデバイスシフト

スマホファーストの時代と呼ばれる様に、様々な情報をスマートフォンで入手する人が大幅に増えてきている。新聞、雑誌で得られる情報はスマートフォンから、テレビにおいてもスマートフォンで動画を視聴し楽しむユーザーが増えてきている。いつでもどこでもこういった情報をスマートフォンから得られるという事がユーザーにとってのメリットなのだろう。それに伴って関連する企業が提供するサービスもどんどん多様化してきている。今までテレビや新聞、雑誌を見ていた時間、ラジオを聞いていた時間を動画配信サービスやニュースサイト、SNSなどのコミュニティサイトに時間をシフトしているユーザーが増えているからである。そういった背景から人が集まる場所(広告を表示する価値のある場所)のシフトと同時にインターネット広告の価値も急上昇しているのだろう。

③ アドテクノロジーの急速な発展

当初、インターネット広告はいまほど性能が高くはなかった。例えば、計測においても特定の条件では不可能であったり、出稿できるフォーマット(テキスト、バナーサイズ、アニメーション、動画など)においても限りがあった。しかし、現在では、様々な広告媒体が存在しており、特定のユーザーに限定して出稿を行ったり、色々なフォーマットでユーザーに告知を行う事が可能になった。これから更にAIやデータサイエンス分野に富んだ機能や手法が多く出てくるだろう。こういったアドテクノロジーの発展がインターネット広告価値を高めている要因とも考えられる。

どうだろうか?

今回、他にも様々な理由が考えられると思うが、インターネット広告が成長してきた大きな要因を纏めてみた。インターネット広告を実施している企業や支援している代理店など多々存在しているが、こういったインターネット広告自体がどう成長してきたのかだったり、今後の方向性を考える事は少ないのでは無いかと思う。

なぜインターネット広告がこれほどまでに成長を遂げたのかという要因を改めて考えると時代の流れが見えてくると思わないだろうか。また、注目すべき技術や業界の動向などは原点に帰ってみると、今後どうなっていくかを考えるヒントにもなるのではないかと思う。

こういった事を常に意識し、読み取りながらインターネット広告の価値を広告出稿する企業へ提供していく事が広告代理店の使命なのだと我々は考えている。